日記や更新記録などをまったりと。
別名「今日のアスランさん」…落書き絵日記です。
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ふと『センセイ、遅れてすみません』より『遅れてすみません、センセイ』と、センセイを後につけたほうが含みがあって小悪魔っぽいなぁと思いました。(←どうでもいい)
実は私、1話目をUPしていなかったという、風野様にとても失礼なことをしでかしていました!
申し訳ありませんでした・・・!(土下座)
5月26・28日の落書きから妄想は始まっているので、カテゴリー『春にして君を知り』にすでに入れてますが、その妄想を丁寧に拾って書いてくださったイザーク視点のお話です。
遅くなってすみませんでした!
では、どうぞv
********************
「とけない方程式」
俺の昼休みの逃げ場所は、とうにコイツに知られている。
アスラン・ザラ。
両親のとんでもない社会的肩書きにもかかわらず品行方正・成績優秀・文武両道と絵に描いたような優等生、と評判の一年生だ。
だか、しかし。
質問することなんて、ないだろうに、授業の後に俺の所にやって来る。
そして、いったい、どうやって嗅ぎつけたのか、昼休みには、生徒会だのクラブ活動だので拘束されてなければ、俺がささやかに羽根をのばしている学園内のチャペル脇の庭園にまでやってくる。
さすがに今日という今日は、堪忍袋の緒が切れた。
「アスラン・ザラ、貴様、質問することもないのに俺を追い回すな。貴様なら、質問なんぞせんでも、参考書を見れば何とでもなるだろうが」
少しは反省するかと思ったが、返ってきた言葉に俺は頭をなぐられたような気分になった。
「俺が質問したいのは、知りたいのは、センセイのことだよ」
草を踏む音がして、一歩こちらに踏み出してくる。
才色兼備で知られた母親ゆずりの端正な顔の中で、深い翠の瞳が、何ともいえない色をたたえていた。
いったい、コイツは、自分のそんな眼差しが相手にどんな気を起こさせるのか、わかっているのか?
そんな気のないはずの俺が、血の騒ぎを抑えられないでいる。
「貴様、俺を犯罪者にするつもりか?」
「まさか、ただセンセイを知りたい、それだけだよ」
「教師としての俺か?それとも、ただの男として?」
いったい、俺は何を言っている?
年長者として、教師として、言うべきことがあるだろう!
どうして、俺の口から俺の良識に反した言葉が出てくるんだ。
まるで、学生の頃、解けない方程式を前に唸った気分だ。
遠くで、昼休みの終了を告げる予鈴が響いている。
俺は、心底、ほっとしている自分に心の中で冷や汗をかいていた。
文:『どんぶり鉢』風野様
絵:ひつじ
********************
以前『生徒アスランが髪を耳にかける仕草でサインネタを』というコメントをいただいていたので、一石二鳥を狙って描いてみました(笑)漫画もどきはいつ描けるかわからないので、ズルしてごめんなさいです、Y様。(←私信)
ジュール先生は、授業中じっと見つめられる視線をふとはずされた時にアスランを意識して、その無防備な仕草や手首の白さに気付かされたりするといいと思いますv
実は私、1話目をUPしていなかったという、風野様にとても失礼なことをしでかしていました!
申し訳ありませんでした・・・!(土下座)
5月26・28日の落書きから妄想は始まっているので、カテゴリー『春にして君を知り』にすでに入れてますが、その妄想を丁寧に拾って書いてくださったイザーク視点のお話です。
遅くなってすみませんでした!
では、どうぞv
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「とけない方程式」
俺の昼休みの逃げ場所は、とうにコイツに知られている。
アスラン・ザラ。
両親のとんでもない社会的肩書きにもかかわらず品行方正・成績優秀・文武両道と絵に描いたような優等生、と評判の一年生だ。
だか、しかし。
質問することなんて、ないだろうに、授業の後に俺の所にやって来る。
そして、いったい、どうやって嗅ぎつけたのか、昼休みには、生徒会だのクラブ活動だので拘束されてなければ、俺がささやかに羽根をのばしている学園内のチャペル脇の庭園にまでやってくる。
さすがに今日という今日は、堪忍袋の緒が切れた。
「アスラン・ザラ、貴様、質問することもないのに俺を追い回すな。貴様なら、質問なんぞせんでも、参考書を見れば何とでもなるだろうが」
少しは反省するかと思ったが、返ってきた言葉に俺は頭をなぐられたような気分になった。
「俺が質問したいのは、知りたいのは、センセイのことだよ」
草を踏む音がして、一歩こちらに踏み出してくる。
才色兼備で知られた母親ゆずりの端正な顔の中で、深い翠の瞳が、何ともいえない色をたたえていた。
いったい、コイツは、自分のそんな眼差しが相手にどんな気を起こさせるのか、わかっているのか?
そんな気のないはずの俺が、血の騒ぎを抑えられないでいる。
「貴様、俺を犯罪者にするつもりか?」
「まさか、ただセンセイを知りたい、それだけだよ」
「教師としての俺か?それとも、ただの男として?」
いったい、俺は何を言っている?
年長者として、教師として、言うべきことがあるだろう!
どうして、俺の口から俺の良識に反した言葉が出てくるんだ。
まるで、学生の頃、解けない方程式を前に唸った気分だ。
遠くで、昼休みの終了を告げる予鈴が響いている。
俺は、心底、ほっとしている自分に心の中で冷や汗をかいていた。
文:『どんぶり鉢』風野様
絵:ひつじ
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以前『生徒アスランが髪を耳にかける仕草でサインネタを』というコメントをいただいていたので、一石二鳥を狙って描いてみました(笑)漫画もどきはいつ描けるかわからないので、ズルしてごめんなさいです、Y様。(←私信)
ジュール先生は、授業中じっと見つめられる視線をふとはずされた時にアスランを意識して、その無防備な仕草や手首の白さに気付かされたりするといいと思いますv
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