日記や更新記録などをまったりと。
別名「今日のアスランさん」…落書き絵日記です。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
Athuko様からイザアス小話の続編をいただきましたv
早速、お裾分けをどうぞ!
↓↓↓↓↓↓↓↓
…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…
イザークの運転する車に乗ってマティウス駅から郊外へ向かった。
道すがら街路樹のシデコブシの白と薄紅の花の梢に目を奪われる。
「綺麗だな…」
「ほう、貴様のような朴念仁でもそう思うか?」
ハンドルを握り、まっすぐ前を見ているイザークが皮肉げに答えた。
「…まだ怒っているのか?」
おずおずと問いかけてみる。
約束を破ったのは自分だ、責められても致し方ない。
だが、突き放した口調で返されれば心が塞がれる。
「そのっ…、俺は来ない方が良かったか?イザークの母上にも迷惑だろうしー」
信号で停止したタイミングでイザークが助手席に顔を向けた。
「貴様は…。…どこまで疎いものか?」
呆れとも溜息とも付かず零された言葉にうなだれ、眺めていた景色が急速に色彩を失う。
「招かざる客なら、わざわざ駅まで迎えに行ったりせん!」
苛立たしそうに言い放つイザークの真意が見えず、アスランはシートに座った身を縮こめた。
「…意地悪だ」
か細い呟きをイザークの地獄耳は聞き逃さなかった。
「誰が意地悪だと!?」
つい声を荒げ、睨み付けてしまったアスランの顔で、二つの大粒な翠玉が憂いを帯びて濡れて見える。
「怒ってなどいないと言っているだろうが!…」
尚も言い募ろうとしたイザークを、後続車のクラクションが急かす。
「チッ!」
忌々しげに舌打ちして、荒いスタートをさせた。
助手席で、すっかり拗ねて丸まる藍墨色の猫を乗せた車は郊外型のショッピングモールを横目に眺め、まっすぐな新しい道路を走り抜け林が残る丘陵地へさしかかった。
「いつまで拗ねている?着いたぞ。」
言われて、俯いていた顔をアスランは上げる。
その眼前を門の鉄扉がゆっくりとスライドして開いて行く。
イザークが手元にあるリモコンで操作しているのだ。
「イザーク?ここって…」
「車の通用口だ、正門は向こうだが構わんだろう?」
平然と言うイザークにアスランは怒りを爆発させた。
「イザークの嘘吐き!俺の手伝いなんて要らないじゃないかっ!」
フルフルと身を震わせ、色白な顔を真っ赤に染め睨み付ける翡翠の双眸にイザークは破顔する。
「俺の大切な書籍の箱は誰にも触らせていない。アスラン…お前の手で荷解きしてくれ。」
伸びて来た長くて骨張った指が伸び放題の前髪を掻き分けて、蒼海の雫のような眸がひたと見つめている。
「ぅ…、邪魔じゃないのか?本当に」
「くどい!」
シートベルトをしたままの体を引き寄せられ、アスランは己の唇に重なる暖かいものを感じた。
玄関を出て、車でお出掛けのイザーク坊ちゃんを迎えに出たジュール家の執事は、運転席で助手席に座った相手とキスをする姿を認め、そっと生け垣の影へ身を隠す。
(今日のお客様は確か、大学の後輩の…アスラン・ザラ様でしたね。)
後輩ではなく恋人、執事の頭の中でメモが書き換えられた。
◆ハッピーエンド◆
…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…
うわああああああい、甘いです♪拗ねたアスラン可愛いなあwww
家政婦もいいけど、執事もいい!覗きたーい(笑)
Athuko様、ありがとうございました!!!
3日も日記をお休みしてしまうと、もうしばらく絵を描いていないような気がします。
最近イザーク描いてないよう(涙)
今晩も描けそうにないので、素敵なお話だけお披露目させていただきます。
明日こそ、お絵描きしたい!お願い、お絵描きさせてえええええ(←壊れかけ)
早速、お裾分けをどうぞ!
↓↓↓↓↓↓↓↓
…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…
イザークの運転する車に乗ってマティウス駅から郊外へ向かった。
道すがら街路樹のシデコブシの白と薄紅の花の梢に目を奪われる。
「綺麗だな…」
「ほう、貴様のような朴念仁でもそう思うか?」
ハンドルを握り、まっすぐ前を見ているイザークが皮肉げに答えた。
「…まだ怒っているのか?」
おずおずと問いかけてみる。
約束を破ったのは自分だ、責められても致し方ない。
だが、突き放した口調で返されれば心が塞がれる。
「そのっ…、俺は来ない方が良かったか?イザークの母上にも迷惑だろうしー」
信号で停止したタイミングでイザークが助手席に顔を向けた。
「貴様は…。…どこまで疎いものか?」
呆れとも溜息とも付かず零された言葉にうなだれ、眺めていた景色が急速に色彩を失う。
「招かざる客なら、わざわざ駅まで迎えに行ったりせん!」
苛立たしそうに言い放つイザークの真意が見えず、アスランはシートに座った身を縮こめた。
「…意地悪だ」
か細い呟きをイザークの地獄耳は聞き逃さなかった。
「誰が意地悪だと!?」
つい声を荒げ、睨み付けてしまったアスランの顔で、二つの大粒な翠玉が憂いを帯びて濡れて見える。
「怒ってなどいないと言っているだろうが!…」
尚も言い募ろうとしたイザークを、後続車のクラクションが急かす。
「チッ!」
忌々しげに舌打ちして、荒いスタートをさせた。
助手席で、すっかり拗ねて丸まる藍墨色の猫を乗せた車は郊外型のショッピングモールを横目に眺め、まっすぐな新しい道路を走り抜け林が残る丘陵地へさしかかった。
「いつまで拗ねている?着いたぞ。」
言われて、俯いていた顔をアスランは上げる。
その眼前を門の鉄扉がゆっくりとスライドして開いて行く。
イザークが手元にあるリモコンで操作しているのだ。
「イザーク?ここって…」
「車の通用口だ、正門は向こうだが構わんだろう?」
平然と言うイザークにアスランは怒りを爆発させた。
「イザークの嘘吐き!俺の手伝いなんて要らないじゃないかっ!」
フルフルと身を震わせ、色白な顔を真っ赤に染め睨み付ける翡翠の双眸にイザークは破顔する。
「俺の大切な書籍の箱は誰にも触らせていない。アスラン…お前の手で荷解きしてくれ。」
伸びて来た長くて骨張った指が伸び放題の前髪を掻き分けて、蒼海の雫のような眸がひたと見つめている。
「ぅ…、邪魔じゃないのか?本当に」
「くどい!」
シートベルトをしたままの体を引き寄せられ、アスランは己の唇に重なる暖かいものを感じた。
玄関を出て、車でお出掛けのイザーク坊ちゃんを迎えに出たジュール家の執事は、運転席で助手席に座った相手とキスをする姿を認め、そっと生け垣の影へ身を隠す。
(今日のお客様は確か、大学の後輩の…アスラン・ザラ様でしたね。)
後輩ではなく恋人、執事の頭の中でメモが書き換えられた。
◆ハッピーエンド◆
…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…
うわああああああい、甘いです♪拗ねたアスラン可愛いなあwww
家政婦もいいけど、執事もいい!覗きたーい(笑)
Athuko様、ありがとうございました!!!
3日も日記をお休みしてしまうと、もうしばらく絵を描いていないような気がします。
最近イザーク描いてないよう(涙)
今晩も描けそうにないので、素敵なお話だけお披露目させていただきます。
明日こそ、お絵描きしたい!お願い、お絵描きさせてえええええ(←壊れかけ)
PR
この記事にコメントする